どうも綴です。
「お腹の脂肪を落としたいから、少しダイエットをしよう」
そう思って食事を控えたり運動を始めたりすると、お腹の肉はこれっぽっちも減っていないのに、真っ先に「顔」から肉が落ちていく。鏡を見ると、目の周りが落ち込み、頬がコケて、まるで骸骨のような病人顔に……。
「体にはしっかり脂肪が乗っていて、むしろ太っているくらいなのに、なぜ顔だけがこんなにガリガリになってしまうのか?」
この理不尽すぎる現象、実は多くのトレーニーやミドル世代の男性が深い絶望とともに抱えている悩みです。ネットで調べても「部分痩せはできない」「バランスよく食べましょう」といった綺麗事しか出てこず、何の解決にもならなくてイライラした経験はありませんか?
今回は、長年この「顔だけ骸骨・体はポッチャリ」という矛盾と戦ってきた私が、「なぜ体を絞ろうとすると顔だけが異常にゲッソリしてしまうのか」という疑問に対し、体のメカニズムとリアルな実体験ベースの理由を解き明かします。
ここを理解しておかないと、いくら頑張っても「お腹が出たままの病人」になってしまいます。理由をしっかり学んで、スマートな引き算のボディメイクをしていきましょう。
理由1:脂肪が落ちる順番は「非情なほど決まっている」から
私たちが「お腹の脂肪を落としたい」と願っても、体は私たちの都合の良いようには動いてくれません。脂肪が燃焼する順番には、遺伝子レベルで厳格なルールが存在します。
一般的に、脂肪は「脳から遠いパーツ(手先・足先)」や「よく動かすパーツ(顔・首)」から先に落ち、Internal organs(内臓)に近い「お腹・腰回り・お尻」が最後まで残るという仕組みになっています。
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第1関門(真っ先に落ちる): 顔、首、前腕、ふくらはぎ
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最終関門(最後まで残る): 下腹部、腰回りの浮き輪肉
つまり、お腹の脂肪を1キロ落とそうとエネルギーを削ったとき、体は真っ先に「顔の脂肪」をエネルギーとして使ってしまうのです。「体だけを絞りたいのに顔が骸骨になる」のは、あなたのやり方が悪いのではなく、体の防衛本能としての順番が原因です。
理由2:顔の「毛細血管の密度」と「骨格」がゲッソリ感を加速させるから
「脂肪が落ちる順番はみんな同じなら、なぜ自分だけがこんなに顔に出てしまうのか?」と思いますよね。ここに個人差、いわゆる「骨格と血管のリアルな個体差」が関係してきます。
① 顔の血流が良すぎる
顔は、体の中でも非常に毛細血管が密に張り巡らされているパーツです。血流が良い場所ほど、脂肪を分解するホルモンが届きやすく、脂肪が活発に燃焼してしまいます。元々顔の血流が良いタイプは、減量を始めるとブーストがかかったように顔の肉から消えていきます。
② 頬骨が張っている・エラがしっかりしている骨格
顔の肉が少し落ちただけでも、骸骨感が出てしまう人は「骨格」に特徴があります。 頬骨が高かったり、顎のラインがシャープだったりする骨格の場合、脂肪というマイルドなクッションが少し薄くなっただけで、皮膚のすぐ下にある骨の形がリアルに浮き出てしまいます。これが、周囲から「ゲッソリした」「骸骨みたい」と言われてしまう最大の原因です。
理由3:年齢による「皮膚のハリ(コラーゲン)」の減少が重なるから
20代の頃であれば、顔の脂肪が落ちても皮膚にパンとしたハリがあったため、「引き締まった小顔」で済みました。
しかし、40代、50代を迎えると、皮膚の土台を支えるコラーゲンやエラスチン、そして水分量がどうしても低下してきます。 この「皮膚のたるみ・ハリの低下」が起きている状態で、追い打ちをかけるように脂肪を引き算してしまうと、皮膚が重力に負けて下がり、頬のコケや目の下の窪みが実年齢以上に深く、暗く影を作ってしまうのです。
ただでさえ脂肪が落ちやすいパーツなのに、年齢によるハリの低下が重なることで、「痩せた」ではなく「老けた」「病み上がりの骸骨」のような印象になってしまいます。
では、どうすればいいのか?顔を死守して体を絞る「大人の引き算戦略」
原因が分かったところで、私たちが取るべき対策は「ダイエットを諦めること」ではありません。この理不尽なメカニズムを逆手に取った、スマートな戦略を組み立てるだけです。
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減量のスピードをこれ以上ないくらい「遅く」する 1ヶ月に何キロも落とす急激な減量は、顔の水分と脂肪を根こそぎ奪います。1ヶ月に500g〜1kg未満の「超スローペース」を徹底し、顔のボリュームを維持しながらお腹の脂肪をじわじわ削ります。
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胸上部と肩の筋肉をデカくして、視覚的に相殺する 顔がコケて見えるのは、首や肩まわりが細いからです。ベンチプレスやショルダープレスで胸や肩(三角筋)のフレームをガチッと分厚く育てることで、顔のシャープさが「病人のコケ」ではなく「引き締まったアスリートの精悍さ」へと視覚的に上書きされます。
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質の悪い脂質だけを引き算し、内臓の水分量をキープする 過度な食事制限は顔をカサカサにします。炭水化物やタンパク質はしっかり食べ、揚げ物などの悪い油だけをカット。アルコールによる脱水を防ぎ、無添加のノンアルコール飲料などで胃腸のコンディショニングを整えることで、顔のツヤとハリを限界までキープします。
まとめ:自分の特徴を知れば、ボディメイクはもっとスマートになる
「顔だけ痩せて、体は太い」
このアンバランスさに悩まされるのは本当にストレスですが、裏を返せば「自分の体の癖(メカニズム)が完全に分かっている」ということでもあります。
世間の「1ヶ月で激変!」みたいな極端なダイエット情報に惑わされず、大人のスタンスでじっくり時間をかけ、筋肉のフレームを大きくしながら、お腹の脂肪だけを1枚ずつ剥ぎ取っていく。
自分の骨格と体質を受け入れた上で、賢く、泥臭く体を変えていくゲームを、これからも自分のペースで淡々と楽しんでいきましょう。
ではまた。

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